second-basemanの道

絵画などについて。

広重 名所江戸百景@太田記念美術館

 鎌倉に行こうと思ったが、寝坊したので原宿の太田記念美術館へ。日本人・旅行者の老若男女でそこそこ混みあっていた。日本画を習い始めてから浮世絵にも少し興味を持って行ってみたのだが、とっても良かった。

浮世絵には、絵師、彫師、摺師、版元など多くの人が関わって作られ、墨摺絵から紅摺絵、錦絵と技術をどんどん発展させていったこと。日本人ながら、良く知らなかった。

新聞や写真などにおされ、衰退してしまったことは時代の流れとはいえ残念なことだが、今もこうやって世界中の人を魅了するなんて、当時の人々は思わなかったかもしれない。広重の能力もさることながら、PCで何でもできる今だからこそ、一枚一枚手作業で作られた浮世絵に込められた技術者の熱い想いが、人の心に残るのではないかと思う。

 

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/wp-content/uploads/2018/02/edohyakuomote.jpg